能勢・阿古谷のオオクワガタ

クワガタ正和
080-9244-9488

飼育環境とブリード方法Manage 

飼育環境

飼育室と作業部屋を分けて設けております。出来るだけ自然環境に近づけるために飼育室はクワガタの適温(高温には弱いので25℃前後)に保つようにエアコンにて24時間管理しております。
また大きな音などなく静かな飼育室にしております。

 

ブリード方法

1.産卵ペアリング

羽化して後食(こうしょく)開始してから、6か月以上経過した成熟した個体でペアリングする。
ペアリング方法は3日間ほど同居させてから、ハンドペアリングを試みる。
ハンドペアリングを何度か試みた後、さらに7日ほど同居させ確実に、交尾させるようにする。

 
産卵セット

2.産卵セット

私どもでは、産卵木は植菌カワラ材(おもに北斗恵栽園さん)を使用しています。
白い膜は木肌がみえるように、スクレーパ-などを使用して剥きます。
産卵セットで使用しているケースは、コバエシャッター付き中ケースに、マット(産卵1番など朽木を粉状にしたもの)を下に加水して敷き詰めます。そこに加水せずに皮を剥いた状態の産卵木をセットして、上から再びマットを産卵木が隠れる程度投入します。
あとは、ゼリ-(プロゼリーなど)と転倒防止材を配置して、ペアリング済みのメスを投入します。また、産卵木はメスの好みがあるので、複数いれます。

 

3.産卵

産卵行動は、個体差があり断定はできませんが、七日ほど経過すると、メスの産卵スイッチがはいれば、産卵木をかじった形跡や産卵後の埋め戻しの痕が、産卵木にみられるようになり。卵も確認できるようになります。
その時点で試堀りをして、いくつか卵を確認するようにしています。

4.メスを産卵セットから出す時期

容器の底に幼虫や卵が確認できる約1か月を目安に、メスを産卵セットから取り出すようにしています。なぜならメスが卵や幼虫をタンパク質の補給かわりに捕食しないためです。

卵と幼虫の割り出し

5.卵と幼虫の割り出しと保管方法

産卵木から小型マイナスドライバ-や材割ペンチで割り出しています。
取り出した卵や幼虫は、250ccにプリンカップに加水した、マット(産卵1番など)に10日~14日間ほど保管します。
その後、ちゃんと孵化しているか、マットを食べられているかを確認して、800ccの菌糸ビンに投入しています。

 
菌糸ビン

6.菌糸ビン交換

3か月を目安にして、菌糸の状態や幼虫の食べ進み方を確認して、交換しています。